NEWSお知らせ

  • TOP
  • お知らせ
  • エントランスアプローチに光のアート作品「光り織」を設置
  • お知らせ

エントランスアプローチに光のアート作品「光り織」を設置

改装後のロビーには常設のアートギャラリーを設け、エントランスに新たに設置した光のアート作品「光り織」は、ゲストをお迎えするアプローチを古からの光で彩ります。

ホテルエントランス 光のアート「光り織」

京都市在住の美術家高橋匡太(たかはし きょうた)氏による光の作品「光り織」は、格子の天井や壁面にまるで糸のような細い光を織り込むことで、糸が織物を紡ぐように、光で空間を紡ぎ「光りの織物」を作り上げています。古く平安の人々が京都の四季の移ろいを絹衣の色を組み合わせて表現した「襲色目(かさねいろめ)」が二十四節気ごとに反映されており、その光の色合いを通じて季節の変化を感じることができます。
4月5日からのプログラム「清明」は、山吹の襲(やまぶきのかさね)<青×黄>。清浄明潔の略と言われる清明は、全てのものが清らか生き生きとする頃。桜のあとに咲く山吹は、目の覚めるような黄金色で春から夏への移ろいを導きます。数ある山吹の襲より青い葉の間から山吹の花が覗く情景を配色した青山吹の襲が表現されています。

季節の自然の美しい彩りを少し先取りしながら衣装に取り入れていた平安宮中の人々の感性。季(とき)を尊ぶ襲色目には規範があり、着用に相応し時期が決められています。現代にも通じる季節の色の理解、配色の感性を用いて、京都の自然の移ろいとともに季節の景観になじむ光を作ります。

ライティングプログラム
毎日17:00~22:00 ※プログラムは予告なく変更する場合があります。

髙橋匡太(美術家)プロフィール

1970年京都生まれ。京都在住。1995年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。

光や映像によるパブリックプロジェクション、インスタレーション、パフォーマンス公演など幅広く国内外で活動を行っている。京都市京セラ美術館、東京駅100周年記念ライトアップ、十和田市現代美術館など建築物へのライティングプロジェクトは、ダイナミックで造形的な光の作品を創り出す。多くの人とともに作る「夢のたね」、「ひかりの実」、「ひかりの花畑」など大規模な参加型アートプロジェクトも数多く手がけている。

受賞歴

2022年 日本空間デザイン賞 KUKAN OF THE YEAR 2022

2021年 第34回京都美術文化賞、照明学会 2020年照明普及賞

2020年 日本建築美術工芸協会賞AACA賞(最優秀賞)

2018年 日本建築美術工芸協会賞 優秀賞および美術工芸賞

照明学会 照明デザイン賞審査員特別賞、照明学会 2017年照明普及賞

2015年 DSA 日本空間デザイン賞2015 優秀賞

2010年 京都市芸術新人賞

2008年 京都府文化賞 奨励賞

2005年 平成17年度五島記念文化賞 美術新人賞、京都府美術工芸新鋭選抜展2005 最優秀賞

四季の移ろいを二十四節気ごとに襲色目(かさねいろめ)で表現  ⓒ髙橋 匡太 撮影者:村上 美都
四季の移ろいを二十四節気ごとに襲色目(かさねいろめ)で表現  ⓒ髙橋 匡太 撮影者:村上 美都
4月5日からのプログラム「清明」
4月5日からのプログラム「清明」

ロビーアート

改装後のよりシックな雰囲気のロビーには、アート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」による常設アートギャラリーを設置。ギャラリーには京都で活躍するアーティストの作品を中心に、日本の美を表現するアートとしての工芸作品を展示しています。
ホテルのコンセプトである「街と、もてなす。」に沿い、京都の魅力とおもてなしの精神を表現するとともに、「旅」「ホテル」というキーワードも取り入れて、ホテルを訪れたお客さまの旅、そして人生を豊かに彩る作品が並びます。また、各展示作品のそばに設置された二次元バーコードからは解説ページへアクセスでき、各作品へのホテルの思いや、アーティスト・作品についてより深く知ることができます。
なお常設ギャラリーのプロデュースおよび作品のキュレーションは、B-OWNDとして初の取り組みとなります。

<B-OWNDについて>
2019年5月よりサービスを開始した、日本の美を表現する最高峰のアートとしての工芸作品を取り扱うオンラインマーケット。アーティストと作品を丁寧に紹介することで、作家と購入者を繋ぐ場としてのプラットフォームを目指しています。また、B-OWNDでは、ブロックチェーンによるデジタル作品証明
書付きの作品を購入することができます。

※画像はすべてイメージです。

ご予約